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君が思い出になる速度

作詞作曲 :ヘルカイザーE.J.R
編曲:ヘルカイザーE.J.R&満月と地球儀

 

変わらないものだけ変わらずにいれたら。
季節の隙間に隠して、閉じ込めた。

高架線、揺られた夕日の影ふたつ。
思い出はいつだって甘い匂いがした。
これでいいや。

不揃いな歩幅がいつの間にかズレて。
曖昧になるのは気付かないふりをしてた。

恋をしてた季節から
離れすぎてたみたいだ
サヨナラの速度に追いつけないや。

街角のパン屋を通り過ぎたら
君が、居てるかな?
そんなことばかりが頭に浮かんだ。
春先はまだまだ遠いような気がしてた。
いつになったら君に会えるかな。
強がってみせたよ。

公園で見かけた君に似てる人と
すれちがうたびに目を合わせないんだ。
馬鹿みたいだなぁ。

使い捨てのカメラと君がみせた笑顔が
春らしく、寂しくて。
遠く霞んですり抜けた。

触れたのに離したら言葉なんて出ないな。
くだらなくて笑えたよ。
これも君のせいだ!

街角のパン屋を通り過ぎても
君が居ないこと、気付いてた。
…そんなことわかっていたけど。
思い出はまだまだ近いような気がしてた。
いつになっても君に会えないな。
いつになったら君を忘れるかな。